広島県立広島中学校・広島高等学校
校長 吉村 薫
Kaoru YOSHIMURA

 本校は,広島県立としては初めての併設型中高一貫教育校として,平成16年4月に東広島市高屋町に開校し,今年度15年目を迎えます。現在の生徒数は1,197名で,県内最大規模の県立学校です。緑に囲まれた6万9千平米の広大な敷地に,最新設備を擁した校舎や,広い体育館,武道場,短期の合宿も可能な寄宿舎などが建っています。また,400メートルトラックが確保できる広いグラウンドや全天候型のテニスコートなどもあり,最新で快適,素晴らしい学習環境を備えています。

 教育方針を「6年間の計画的・継続的な教育活動により幅広く深い教養と高い知性を培い,グローバル化時代において活躍することのできる人材を育成する」とし,校訓を「高い知性 豊かな感性 強い意志」と定めています。学校は,「学びの場」であり「自らを高める場」でなければなりません。教育方針が実現できるよう,充実したカリキュラムのもと,中・高教員の連携,少人数指導,習熟度別学級編成など,きめ細かい指導を行っています。また,弓道や和楽器の演奏など日本の伝統文化を学ぶ授業や,ネイティブ教員による語学指導をはじめとして,ハワイ修学旅行,カナダ語学研修(ホームステイ)など,開校以来グローバル化に対応した教育にも力を入れています。平成24年2月にはアメリカ合衆国ハワイ州ル・ジャルダン・アカデミーと姉妹校提携を結び,毎年本校から数名が約1か月の短期留学をしています。また,平成26年度は県のグローバル教育加速プロジェクト事業,平成27年度からは,文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」事業の指定を受け,グローバル・コア・コンピテンシーに基づくカリキュラム開発や,グローバルリーダー育成海外研修(フィリピン,オーストラリア,台湾)等を実施し,語学力や問題発見・解決能力等の国際的な素養を身に付けたグローバルリーダーの育成を推進しています。

 教室に目をやれば,真剣な眼差しで熱心に授業を受ける生徒の姿を見ることができます。放課後のグラウンドや体育館では,一生懸命に部活動をする溌剌とした生徒の声がこだまし,毎年繰り広げられる運動会や文化祭などの学校行事では,生徒の青春のエネルギーが溢れます。これらが全て結集された結果として,部活動等においても,弓道部や放送部,文芸部,英会話部(ESS)などが全国大会へ出場し成果を挙げています。

 今春の大学入試では,現役で,東京大学7名,京都大学5名,医学部医学科5名をはじめ,大阪大学9名などの難関国立大学等に46名,さらに地元の広島大学には41名の合格者を出し,中期達成目標の一つ「難関国立大学等合格者95名(広島大学45名以上含む)」に向け,多くの生徒が夢を叶えています。今年度は,中期経営計画(H28~H30)最終年及びSGH指定4年目であることを踏まえ,次のステージに向けて研究を重ねながら,さらなる飛躍を目ざし,新たな歴史と伝統を刻んで参ります。
 

平成30年4月2日